電子の海文字の海

購入したラノベの感想を書いていきます。
主観全開、ゆるふわ感想記事になります。
主にamazon kindleさんで購入した電子書籍が対象ですが、
買えなかった場合は物理書籍の感想も書いていきます。

2019年01月

2019年、感想記事三つ目になります。
今回は当ブログだと扱うのが初めてになります、レジェンドノベルさんよりリリースされた作品となります。

DSD1表紙絵






今回はダンジョン・スクールデスゲームの1巻の感想記事です。
インターネットの巧妙な罠(?)なんですが、『・』があるか無いかで検索結果が大きく変わります。検索する際はキチンと『・』を入れるよう注意しませう。



小説家になろう発の異世界転移系……で良いんでしょうかね。
どっちかっていうと異世界というより異空間転移系のほうが合ってそうな気がします。学年、クラス単位で異世界に飛ばされてダンジョンを攻略するお話です。
小説家になろう版はタイトルが若干異なるので注意です。そのまま検索すると別の小説がヒットしますからね。




文体は比較的感情的にならないタイプです。
ダンジョンの戦闘関係が特にそうですね。
キャラとの会話の時は感情が乗り、地の文でツッコミを入れたりややコミカル寄りになることも。



ダンジョン・スクールデスゲーム1巻はとても親切な作品です。
1巻丸々使ってシステム、世界観の壮大なチュートリアルになっていますよね。
デスゲーム系なのに1冊の本を読み終えるまでの間に誰ひとりとして死亡者が出ないという、デスゲームってタイトルを冠しているのにそんなのアリかよ!? な展開です。
でもデスゲームと無縁なのかというとそうじゃなくて、1巻を使って導火線とガソリンをあっちこっちにばら撒いています。一度火が付くと大惨事まっしぐらな展開になることが容易に予想できます。ですのでこの作品は2巻からが本番ですね。2巻は2019年3月5日発売とのことなのでとても楽しみです。

親切な点は他にもあります。
これはわたしの主観になるんですが、普段RPGや異世界転移、異世界転生系をプレイしない、読まない人向けに最大限配慮された造りになっていると思いました。
特にデスゲーム部分に当たるシステムに触れるところはとても分かり易かったですし、読んでいくうちに浮かんでいく疑問も主人公の宮真大翔(みやまやまと)君が訊いたり考えたりしてくれるので面白いとは異なるんですけど世界観に納得できる構成になっています。



さて、ダンジョン探索系のデスゲームです。
『プレイヤー』である生徒たち一学年六クラスはダンジョンに飛ばされました。
教室の外はダンジョンと化しており、百層クリアしないといけません。一層クリアする毎にクラスに強制転移され、再び外に出ると次の層に進んでいる感じですね。

面白いのはダンジョンを攻略することが目的になりますが、資源(リソース)が限られている上に一層毎に早くクリアすればするほど、有利な特典が与えられることです。

どういうことかというと、ポイント争奪戦になります。
この作品に出てくるダンジョンはモンスターと戦いながらダンジョンを進んでいくことになりますが、モンスターは有限で無限に出現するわけではないです。
そして倒すことで経験値が手に入り、当然レベルアップします。レベルアップするとスキルポイントの割り振りやパラメータがパワーアップします。
つまりモンスターを倒さないと強くなれないですが、モンスターを避け続けても強化できません。そしてダンジョンを早くクリアするには戦力が求められます。避け続けたのでは一時的に何とかなっても長期的に見れば不利になります。

しかもダンジョン踏破で得られるポイントは戦力の強化ではなく、衣食住に密接に絡んできます。踏破が遅れれば遅れるほど不利になる上に次の層の攻略も不利になります。ジリ貧になるのです。
つまり有利な状況になれば有利でい続けられ易く、不利になればそのまま下り坂を転がっていくことになります。
とはいえ1巻の時点で相当不利なはずのクラスも隠し種があるようなので2巻以降、どのように展開されていくか楽しみですね。十中八九ポイントの争奪戦=殺し合いに発展することは間違いないでしょうし、ブラフミスリードトラップのオンパレードになっていくのだと思います。



面白いのかどうかは別にして、登場人物が生々しいなぁと思いました。
異世界に転移しました。ダンジョン踏破を強要されました。じゃあクラス一丸となってダンジョン攻略を頑張りましょう!! とはならないんですね。

大半の人はクラスに引きこもります。
そりゃそうでしょ……外がどうなっているのかわかんない異世界、しかもダンジョンのど真ん中で外に出れば訳わかんないモンスターが跋扈しているんですし。
他の人が適当に頑張ってくれるでしょって他力本願な人が多い上に割と理不尽なことを言ってくる、他人の意見に直ぐ乗っかる、何でもかんでも否定してくると、実際そういうことが起こったら起こり得る展開だと思いました。

ってことで各クラス人数そのものはそれなりにいるにも関わらず、実際にダンジョンを探索するのはそれらのうちの一握りになります。世辞辛いのです。



Wizardryシリーズが特にそうですけど、最序盤って怖いですよね。
死んでも確実に蘇生できるかわからない上に蘇生料金ガッポリ持っていかれるのでたった一度の死がパーティ壊滅に繋がります。

この小説は死んでも蘇生する手段は無いのです。クマ先生ボイスが語っています。
特別ポイントで蘇生がもしできるのであれば、説明があるはずなので、無いのです。

普通の一般ぴーぷるな学生の子供がですよ? いきなしダンジョンに放り出されていざ戦闘だーって言っても戦術もへったくれもないんですよね。
確かにスキルや魔法の概念が学生に与えられます。与えられるからといって精神面がいきなり順応するのかっていうとそうじゃないのです。

そんな手探り感満載でダンジョン探索が進んでいくのが面白いんですよね



マッピングもそうです。
迷子=死亡フラグなのは勿論のこと、元の教室に戻って休憩するには迷路からの帰還が必須になります。壁伝いに手を添えていけば良いって問題ではないのです。

つまり地図がとても重要になります。
ダンジョン探索系の作品ではマッピングを担当する人が同行するーってケースもありますよね。この作品の場合、ゲームで言うオートマップのスキルを持ったキャラが登場します。表紙絵でいう金髪の子ですね。わたしこの作品で一番推している子です。報われて欲しい……幸せになって欲しいって願っちゃいますね。

ダンジョン・スクールデスゲームってタイトルですけど、事実上ダンジョン・スクールカーストデスゲームになっていると思うんですね。クラス内の立ち位置がそのまま生存死亡フラグに密接に関わってきますし。
良い子もいれば悪い子もいます。
ってことは当然クラス内で上下関係が生まれます。
最下位に位置する者は顎で使われ、ダンジョンを探索する駒扱いになってしまいます。辛い。




クラス内の確執、クラス間の確執、双方じっくりとトラブルの火種が育っていきます。
特に後者。
スレ違いもあれば意図的に起こしているものもあって、特に1巻でほぼ出番が無かったクラスが2巻で暗躍する展開が目に見えている(牙が見えますし)ので2巻を読み始めたらいきなし血みどろの展開になっていたーってのもあり得そうで楽しみです。

ただこの小説褒めるばかりもアレなので不安な部分も書くと、一体全体何巻くらいで収拾付くんだろって思います
どうしてかっていうと1巻はクラス間のバトルが無い上で全百層のうちの二層しか進んでいないんですよね。単純計算すると全50巻……ってことになっちゃいます。

2巻以降はある程度はしょるかダンジョン探索の効率化が進むのだと思うんですが、クラス間の戦闘方面でどれだけ足の引っ張り合いになるかわからない以上、とても不安なのです。これは言い換えれば楽しみとも言えるんですけど、1巻だと一切無い部分なのでとても不透明で怖いのです。



システム方面の感想はこの辺にして、それでは何名かキャラの感想へ。



まず主人公の宮真大翔君ですが、自分のカードを中々切らないタイプの最強クラスになれるスキル持ちってことで面白いキャラ付けだと思います。
上で書いたとおりスクールカーストとの兼ね合いで不用意に手札を切ればボロ雑巾になるまで使い倒されるのが目に見えていますし、過去のお話の兼ね合いもあって中々ヒーローになれない、なりきれない苦労気質だと思います。

しかも大翔君が属している1組は委員長キャラで円滑にクラスをまとめてくれているの大弥秀(おおやしゅう)君がいます。
大弥君の内面がわからない以上、大弥君のさじ加減ひとつでクラスメイトが敵にも味方にもなります。ですので一見すると比較的平和そうな1組ですが、感情ひとつでドカンとなれてしまうのです。

一人称視点は三人称視点と大きく異なる良いところとして、情報を制約できるところにあると思います。つまり他の人の見た目はわかっても内面はその人から見た視点にならない限り絶対にわからないのです(心が読めるとかそういうのは除く)。
三人称視点はその辺取捨選択が取れるので描写される可能性は常にありますが、一人称視点にはそれがありません。だから見た目で判断できる部分はあくまで参考程度にしかならないのです。

少々脱線しました。
大翔君のオリジナルスキルはとても強いです。
しかし制約がとても厳しいです。なにせそれはパーティプレイを事実上禁ずるものですから。ただしスキルの全容がまだ明らかになっていませんし、どこまでが許されてどこまでが許されないか定かではないです。
さらにスキルの強化に伴って文面が増えそうですし、強さと脆さ、危険性を孕んだシナリオにスパイスを沿える大きな楽しみですね。

大翔君の過去回想で九重勇希(ここのえゆうき)の邂逅、そして現在での再会、同じ名前を持つ上にヤマトという同じ名前の友達がいる三枝勇希(さえぐさゆうき)との関係がどう深まっていくのか気になります。

同じ名前、漢字もですよ? 
メタ的に考えると何の意味も無く同じ名前にするはずが無いので、実は三枝勇希が元々フルネームが九重勇希で再婚離婚その他で苗字が三枝になり、九重勇希は元々違う苗字で再婚などで苗字が九重になったのかなーみたいに予想しています。
苗字が変わったというのは大翔君自身が、

 でも俺の名字が変わっていることもあり、あのヤマトだとは思われていないようだ。
(1巻、No.98-99より引用) 

ってありますからね。
ただ九重勇希の反応が薄かったとはいえ、ヤマトって名前そのものには反応したので同じ名前を持つ別のヤマト君もいるのだと思います。……ややこしくなりそう。



次に三枝勇希の感想。
表紙絵で左の金髪のツインテールの子ですね。
最初に登場した時不良そうな雰囲気ーみたいな感じで書かれていますが、いや可愛いでしょこの子!? な感じで推しキャラになりました。ファッション不良というか。

メタ視点で考えると表紙絵、大翔君の次に大きく描かれていますよね
身長って意味じゃなくて表紙絵を占める割合という意味で。
ってことは九重勇希よりも重要な立ち位置なのかなーって予想しています。

どっちかっていうと小動物系でしかもオートマッピングのスキル持ち。
マッピングはオリジナルスキル扱いではないのですが先生が他に同じスキルを持っている生徒はいないと宣言しています。
ただ先生の発言ってスレイヤーズで言うゼロスタイプなので嘘は言ってないけど本当のことも言っていないーって疑っちゃうんですよね……対抗戦の形式を則っている以上、先生がそれをするメリットってあんまり無いハズなんですが。

Wizardry系の3DダンジョンRPGをされたことがある方ならわかると思いますが、自分でマップを描きながら探索するのと勝手にマップがマッピングされていくのだと後者のほうがダントツに効率が上がります。わたしが好きなのは前者ですが時間は犠牲になっちゃいますね。

ダンジョンで迷わず効率性を求めるなら三枝勇希の価値は非常に高いと言えます。
さらに1巻の段階でポイントを払えば人物の購入(勧誘)が可能だと判明しましたので、三枝勇希がポイントを使って他クラスに採られる展開もあるんじゃないかなーって予想しています。

三枝勇希は元2組所属のスクールカースト組ですが、柊友愛(ひいらぎゆあ)の存在はとても大きいです。というかわざわざ高校まで追いかけていじめてくるって人生賭けていじめするバイタリティあるなら何でもかんでも手段選ばずに行って来そうですね……。

2組は対人戦を楽しみにしている羅刹修(らせつしゅう)がいますし、1組と2組のクラス間の血で血を争う抗争が発生しそうです。
なにせ2組は学年で最もヒエラルキーによる上下関係があるとありますし、ヒエラルキーの下位の者を特攻隊にしてあれこれ画策してきそうな気がします。というかするでしょ。モンスター、アイテムのリソースに限度がある以上、妨害工作とダンジョン攻略の二面攻略って絵になると思いますし。

心配なところは基本的に受け身であること。
会話は成立していますし勇気が無いわけでもないですが、基本的に受け身、後手後手なのです。ですので臨機応変さが求められる強襲展開になった場合に上手く立ち回れるのかって思っちゃいます。身体が慣れても心がついていかないーみたいな感じで。

なんにせよ、DSDの中で性格が一番好きですので、2巻以降も大活躍して欲しいなぁーって思います。



次に九重勇希。
何て言うんでしょうかね。縁の下の力持ちタイプで1巻であれだけ出番があったにも関わらず、そこまで印象に残ってないのです。
良く言えばシナリオを円滑に進めるためのサポーター、悪く言えば主張が乏しい無個性化しているキャラだと思います。
別に何もしていないわけではないんですけど、他のメンツが濃すぎて陰に隠れてしまっている……って言うんでしょうかね。アクティブに戦闘クラス会議その他で活躍しているにも関わらず、大翔君と三枝勇希が目立ち過ぎているのだと思います。
正統派系ヒロインが故の弱点ですね……最初は目立っているのに先に進めば先に進むほど、主張力を失っていくっていう。

気になるのは上でも書いたとおり、大翔君と過去に関係性が本当にあったのかどうか。そしてもうひとり居るであろう別のヤマト君の存在がどう絡んでくるか。

エピローグでこの『ゲーム』が過去にも行われたことが示唆されていますし、仮にループ系シナリオだとすると同じ名前うんぬんも別の意味を持ってきそうですし、そうじゃなくても名前を利用したシナリオ展開って割とどう転んでも面白いことになるので楽しみなのです。例えば名前で呼び合うようにしてもうひとりの同名キャラに指示を送っていたーみたいな。



次に此花彩花(このはなさいか)。
あざといです。いや別にボクッ娘が嫌いとかじゃなくて。
自分を全面的に推して来るキャラ嫌いじゃないです。
ただ打算で動いているだけに一度翻ってしまうとって考えると怖いですね。
かなり前向きなキャラだからこそ、いざって時に最効率を選びそう。
端的に言えば相手と今を天秤にかけて今に傾けば即断即決する感じで。
DSDの中だと特に個性が強烈なキャラですし、2巻の表紙絵飾るんじゃないかって予想
しています。

オリジナルスキル持ち。
ただし大翔君の一人称視点で進みますが内容が明かされていません。……明かされてないよね?(自信無いです)

組むことに価値がある、いくらでも使い道があると語られているのでダンジョン探索もしくは戦闘方面で有利に慣れるオリジナルスキルなのは確定ですね。
しかし此花彩花自身にとっては使うことがデメリットになると示唆されていますので、自分自身をコストに何かを行うスキルなんだと思います。よくあるのだと他の人のデバフやバステを自分に移し替えるーみたいなの。
2巻以降でオリジナルスキルが使われる場面が必ず出てくるだろう予想ができるので、活躍する場面が非常に楽しみです。



最後に5組。正確には扇原子猫(おうぎはらこねこ)について。
大翔君がハメられたーって憤慨してましたが、少なくともあの場面においてダンジョン攻略がボスモンスターの討伐ではなく、出口を見つけることだとはわからなかったのです。ですので別に5組の人は悪意を持ってあの展開になったのではないと思います。
なにせ自分たちの切り札を教えていますからね。

【経験共有】……恐ろしいスキルですよ。
大翔君の【一匹狼】と仕様が同じだと仮定すると、スキルのレベルアップによってさらなるパワーアップがあると予想できます。
ただでさえ経験値等倍の分配ってポケモンでいうと学習装置の超パワーアップ版ともいえる凄まじいチートスキルです。
つまり後になればなるほどどんどん有利になっていくスキルですし、クラス間の対人戦になれば真っ先に狙われると思います。無論、扇原子猫が【経験共有】を知っているって前提が必要になりますが……。



1巻の段階だと他人がどういうスキルを持っているのか知ることができるスキルがあるのかわかりません。
しかしスキルを自己申告で教え合っているのですから、1巻の段階で登場していたにも関わらず、自分のスキルを隠していた人物がいてもおかしくないと思います。

ですので腹の探り合いや頭脳戦は2巻以降になれば加速するだろうなぁと。

この小説は最初から最後までスクールカースト、ヒエラルキーが大きくピックされていますので、下位の者が上位に成り替わる、上位の者が下位に転落する展開も多数出てくるんじゃないかなーと思っています。じゃないとあれだけ上下関係、クラスのまとめ役が誰なのかって描写をふんだんに入れなくて良いと思いますし。



最後に書くのもアレですが、この小説の面白いところのひとつに統率性が取れていないので誰がどういう行動を採るのか予想できないところがあると思います。
RPGで理路整然としたパーティではないのです。軍隊や騎士団でも無いのです。
故に良くも悪くもリアルなんですよね。「さぁ頑張って攻略しよう」って前向きな人は殆どいないってのが良い味出しています。
その上で生きるためにはダンジョンを攻略しなければいけないっていう、常に切羽詰まった状況ですから死を天秤にかけてどういう行動を採るのかが面白いのです。
特に他クラスはクラス対抗の対人戦に燃える人が何人かいますし、1巻のように誰も退場しないで比較的平和に続くのに比べればそういう人と人の戦いになったほうが盛り上がりますし、殺伐としなかった分だけ2巻に対して期待が高まります。

2巻の発売日は3月5日。
レジェンドノベルさんの公式情報が正しいとするならば、同日電子書籍版も発売されるはずなので、当日に購入して即続きを読んでいきたいと思います。
(おわり)


2019年、感想記事ふたつ目になります。
今回は今まで当ブログで感想をあげていた作品群とかなり趣の異なる作品の感想記事を書いていきます。

セーブ&ロード1表紙絵




今回はセーブ&ロードのできる宿屋さん ~カンスト転生者が宿屋で新人育成を始めたようです~の1巻の感想記事です。
タイトルが超長いので、以降2巻以降の感想記事も『セーブ&ロードのできる宿屋さん』と表記します。



まずこの小説、小説家になろう発の異世界転生系では珍しい三人称視点の小説です。


三人称視点と言いつつもその章に登場するメインキャラに寄り添う形の三人称視点の小説です。ですので一人称視点の小説が好みって方でもすんなり入り込めると思います。中々ふわーっとした距離感の三人称視点ですので、読んでみると分かり易いかと思います。

さて、タイトルのセーブ&ロードの部分ですが、読んで字の如くセーブとロードができる特異な魔法です。
そんな特異な魔法を持った主人公、アレクが経営する宿屋を舞台に様々な冒険者が訪れてー……ってスタイルの章毎に完結する形式の小説がこの作品です。

章毎に完結するといっても例えばこの1巻だと1章と2章は繋がっています。
厳密には2章の中で1章が絡んでくる感じですね。ですがメインキャラが1章と2章で異なるので、章の主役がサブキャラにバトンタッチする感じです。

セーブ&ロードですから死んでもロードした場所からやり直しが効きます。
これだけ聞くとなんだかRPGっぽいシナリオなのかな? って思うじゃないですか。
ところがどっこい、このセーブ&ロードを冒険者育成というギミックに上手く組み込まれています。アイデア賞というか脱帽ですね。

この小説の絵師さんは加藤いつわ先生です。
萌えーというよりも可愛いって単語が似合う絵柄だと思います。ぽわーっとほんわかしちゃうような、そんな感じですね。
そんな感じで主人公のアレクは常時笑顔なんですけど、それが余計に目立ってサイコパスの印象を抱かざるを得ません
別にサイコパスっていっても他人の気持ちが理解できないとかじゃなくて、倫理観が逸脱し過ぎてやることなすことエグすぎだろーって意味でのサイコパスですね。

セーブ&ロード、つまり死んでもやり直せるのです。
強敵と戦って戦死してしまってもやり直せます。ってことはデスルーラ的な使われ方をするのかなーって思うじゃないですか。
セーブ&ロードは冒険者育成のため、つまり修行のために使われます。
といっても死ぬ気で頑張るための保険とかではなく、文字通り死ぬために使われます。何言ってるの……って思われるかもしれませんが実際使われます。

ビックリしますよね。
最初の修行が飛び降り自殺して、死に対する概念からひっくり返すところから始まりますし。パラメータをアップするためにどうすればいいかって死ぬ気で頑張るんじゃなくて死んで無理矢理引き上げさせるー……ですもの。ちなみに飛び降り自殺は丈夫さ、つまり頑丈さを強化するためです。

舌を巻いたのはその次の修行でしたね。
確かに食べるとパラメータがアップするって設定の小説やゲームは色々ありますよ。でも強制的に修行の兼ね合いで死ぬまで食べ続けさせる作品は初めて見ました
食べ過ぎて死ぬって中々出てこないですよ……サイコメトラーEIJIの殺人シェフかよ(懐

常軌を逸した修行の数々でちゃんと強くなっていくのがまた凄い。
章の主役を張る冒険者(女の子)が逃げ出さずに最後……いや、最期までやり遂げるのもまた凄いです。ニコニコと笑顔で無茶苦茶なことを言ってくるアレクも凄いです。

特に1章のロゼッタがそうなんですけど、ロゼッタの台詞の数々と同じツッコミを読んでいるわたしは行いました。頭おかしいよこの主人公……。



そしてこの小説、三人称視点と書きましたが会話と地の文、双方のテンポがとても良くて読んでいくと本を止める時間を見失います読み易さとテンポの良さ、双方とても秀でている上でシナリオの展開も気になってしまうので止まらないのです。タイトルだけだと正直そこまで期待してなかったんですけど、これはもう凄いのです。



ただ、上記では書きませんでしたがある程度人を選ぶ作品だとも思います。

勧善懲悪のわかりやすい『悪を懲らしめる』シナリオ。
章のメインキャラが織り成す王道的な展開。
そして超チートで裏で暗躍する主人公(アレク)。

これら三つの歯車が密接に絡み合っていますが、いずれかひとつでも好みじゃない要素があれば、途端にこの小説は読んでいる人に合わないものになってしまうでしょうね。バランスのさじ加減が抜群に優れているということは、最初に合わなければずっと合わないことを意味してしますし。

太鼓判を持ってお勧めできる作品ですが、決して万人向けではないのです



1章も2章もとても面白かったです。
1章は導入として完璧な構成だと思います。分かり易くてアレクがどれくらい強いのか、そしてこの小説の世界観はどうなっているのか伝わりますし。

そして打って変わって第2章。
いやー2章の冒頭は凄いですね。だんだんと心境の変化が綴られているんですけど実質洗脳されてるじゃないですか……怖いわ。

冒頭のカラー挿絵でラーメンに悶えている一幕がありますが、一体どういう場面なんだと思ったら修行の一環だとは……でもこういうこと(修行)なのかー……面白いなぁって思うんですね。やってることが極悪非道ですけど(滝汗

そして表と並行して明かされる裏の事実ですよ。
ある程度予想できるとはいえ、こういう展開なのかー……と不思議な気持ちになりながら読み進めていきました。



アレク自身については語られた部分と語られていない部分があります。
特に家族の三人はまだ掘り下げが全然足りませんし、それらについては2巻以降で少しずつ触れられていくんだろうなーって予想します。



この小説、実は小説家になろうでは既に完結している作品です
ノベル版がなろう版とどれくらい、どのように異なるのか存じないのですが、最初から完結している作品ってなんか安心できる部分もあるんですよね。
巻がちゃんと発行され続ければ、作品に則ったエンディングが確約されているようなものですし。打ち切りエンドにならない限り、ちゃんとしたエンディングが保証されているのはとても大きいのです。

1巻がとても楽しめましたし、2巻以降も楽しく読んでいけそうです。
気になるのは1巻の1章2章のメインキャラは2巻以降も登場するのかなーって点です。
個人的に1章のロレッタはかなり好きなキャラなので出てきてくれれば嬉しいのですが……。
(おわり)

年が明けました。
長いこと放置してすみませんでした(滝汗)。
今年ものんびり読んだラノベの感想をアップしていきます。

2019年ひとつ目の記事はモンスターのご主人様の4巻になります。



モンスターのご主人様4巻表紙絵




今回はモンスターのご主人様の4巻の感想記事です。
ネタバレだらけですので要注意です。


まず4巻の時系列がちょっとだけややこしいので2、3巻を軽く振り返ります。
2巻の終盤でエルフの騎士、シランと孝弘君たちは出会うんですが、この時孝弘君のパーティは二分します。

・孝弘君パーティ
孝弘君(アサリナ寄生)、リリィ(水島美穂の見た目、胸元にあやめ)

・加藤さんパーティ
加藤さん、ローズ、ガーベラ

孝弘君たちはシランたち騎士団に連れられ、何人かの転移者と共にチリア砦へ。
救出されたのは坂上君や工藤君、三好君たちも含まれています。

チリア砦で親友の幹彦君と再会。幹彦君は隊長にゾッコン状態。
他にはチート持ちの十文字君や渡辺君、飯野さんがいました。
飯野さんは帝国騎士団の一部を引き連れて樹海に向かっていきました。

3巻の終盤でモンスターの集団がおりゃおりゃーと砦目掛けて突っ込みました。
少女の顔になったローズの顔と腕が確か破損して、加藤さんたち3人は砦が炎上しているのを目撃するのでした。

色々省いていますがおおよそこんな感じでしょうかね。
4巻は3巻の途中の時系列から始まります。即ち、チリア砦が襲われる少し前から、ですね。まだ平穏な時です。



それでは4巻の感想に参ります。

まず孝弘君はモンスターを使役できるチート能力を他の人、エルフに明かしていませんでした。モンスターから守るためにあれこれ頑張っているのに、モンスターを従えられたらそりゃ敵扱いされてもおかしくないのです。
事実、砦が襲われた時に騎士団の人たちから黒幕だと疑われました。
無実の潔白をいっても証明する材料が無ければ冤罪は真実に書き換えられます。

孝弘君は人を信じていませんが、人を信じています。
そして元来優しい主人公君なのです。3巻で培った繋がりが彼を救ってくれました。

ただ、ですね……いくつか展開予想しながら読んでいたんですよ。
モンスターを操る黒幕は味方の誰かなんだろうなぁと。即ち、誰かが裏切るだろうなぁーと……。

それがカッコイイ挿絵の次のページでいきなし訪れるとは思わなかったですよ
敵が退場するだろうなーって展開は予想していましたが、味方が、それもチート持ちから退場していくとは夢にも思わなかったです。
攻撃の瞬間を狙って裏切ったのはちゃんと理由があって納得しました。
やはりこの小説の作者様は人物の論理的思考のプロセスの書き方が巧いです。
そのプロセスに同意できるかどうかは別にして、筋が通っていて納得しちゃうんですね。これは敵も味方も理詰めされているというか、詰将棋みたいな感じですね。

そしてもうひとつ。
4巻の挿絵はシランが飾っているのですが、まさかシランが死ぬとは思いませんでした。死亡フラグと生存フラグが同時に成り立っていましたけど、相手が悪すぎたのはまだ良いとして、表紙絵飾ってるんだから死ぬとは思いませんよ……。

でも、そこで終わらないのがこの小説の凄いところですね。
死んでも蘇生手段が無いのが明らかになっていますが、あそこからアンデッド化してアンデッド=モンスターだからパスを繋げて心を取り戻してアンデッドモンスターとして新たな眷属になるなんて予想できませんでした。
よくよく考えると2巻の時点でアンデッドになった騎士団と鉢合わせしますが、4巻ってあれだけ大量に死者が出たのにアンデッドになったのはシランただ一人だけっぽいんですよね。ってことはアンデッドになる条件は明らかになっていない非公開情報が隠されているのかなーなんて思ってしまいます。



十文字君が裏切るってのも予想していなかったです。3巻の時点では
でも4巻で挿絵で彼の顔が出てきた時、なんとなく裏切りそうな風貌だなぁって思ってしまいました(ごめんなさい)。
ただ裏切るにしてもどうして裏切って砦襲撃を起こさせたのかってのは推理しきれませんでした。
可能不可能は置いといて、よくよく考えると割と納得する動機で良かったです。
……いや、倫理的に考えると全然良くないんですけど、十文字君は現実を見据えていたんだなって思っちゃいますね。

根底に異世界に順応できるのかってのがこの小説の底のひとつにあると思うんですけど、異世界ライフを楽しむ余裕なんて4巻までの段階だと無いんですよね。平和であっても一時的なものですし、今まで出てきた施設は小屋や砦で人里とは無縁の状態が続いていますし。
なら極限状態に常に置かれているのですから、精神的に参ってしまっても仕方が無いと思うのです。思うんですけど平気で他人の命を奪ってしまうと一線を越えて戻れなくなっちゃうって思っちゃいますね……。

他人を殺してスイッチ入った十文字君ですけど、三好君との会話では良心と良心の呵責を感じましたし……でも、それはそれ、これはこれで割り切ってますよね。わが身が可愛いのはある種自然なことですし、元の世界に戻るために手段なんて選んでられないってのはよくわかります。同意できませんけど。



4巻はチリア砦を奪還していく流れになるだろうことは分かり易かったですが、展開が二転三転して中々先が読み難く、バトルシーンが多くて見応え抜群です。

……表紙絵の一部をガーベラが担っていますが、正直登場場面はそれなりにあったんですけど思ったほど印象に残らなかったです
猪口才なーとかしゃらくさいなど古風なセリフは印象に残っているんですが、他が濃すぎて主張負けしたイメージが(汗


真の黒幕は何となく読めたんですよ。
読めたんですけど中盤明らかに死んだでしょこれはって展開があって、あそこからどうやって生還したんだーってばかり考えていたので、中盤くらいに登場するドッペルゲンガーがああいう感じで絡んでくるとは思わなかったです。

真の黒幕こと工藤君ですけど、壮大なことをして真の目的が勧誘でしたし、工藤君のさらに上の存在がいることが示唆されていますし、先が読めないなぁと。

意外だったのは三好君が生還したこと……ではなく、三好君が特に大きくシナリオに絡まなかったことですね。ネームドキャラですしもっと大きい役割を担ってくるもんだとばかり思っていました。
幹彦君は隊長に惚れていますが、そこを突かれる(例えば人質にされるなど)と裏切る展開もあり得そうで中々怖い現状です。

チリア砦編……で良いんでしょうかね。
死者が沢山出ましたけどめでたしめでたし……じゃないですよね。
まだ砦のモンスターを追い払って工藤くんたち黒幕組が去っていっただけで、まだ敗残処理が残っています。5巻もチリア砦編なんでしょうかね。
懸念するべきは飯野さんたちがまだ戻ってきていないこと
ひと悶着あるだろうなーって思っちゃいます。膂力が強化されたウォーリアである十文字君と違い、明確にスピード特化ってスキル持ちの飯野さんです。
孝弘君たちと戦うことになったと仮定して、正面からではまず勝ち目なさそうな相手です。

この膂力が強化されたウォーリアってチートにも正しいかどうかは別にして、工藤君の解説は舌を巻きましたね……そういうことなのかーって思っちゃいました。

願いが、想いが力を成すなら幹彦君も何か明確に願った結果がエアリアル・ナイトってことですよね。一人称視点の幹彦君の心情描写が無い以上、あれで全力なのかまだジョーカーを隠し持っているのか定かじゃないですが、何か願った方向性があのチートだとするならば、それもシナリオに絡んできそうで楽しみです。

そういえば前回の記事で以下の部分を引用して紹介しました。

 対して、十文字の力には、そうしたものが感じられない。
 本来なら時間をかけて、想いを傾けた結果として得るべきものを、なんの代償もなく、 降って湧いたように手に入れたものだから、当然あって然るべきものが欠けているのだ。 むしろおれは、そうした彼らの在り方に、薄ら寒いものを感じていた。
 だからこそ、なのかもしれない。ふと思った。思ってしまった。
 おれたちのこの力には、本当に代償はないのだろうか?
(3巻、No.1199-1203より引用)

ってことは想いを媒介にして得たチートスキルの代償って何なんでしょう。
今回、シランを死から心を生還して取り戻した少しあとで孝弘君に何かしらフィードバックのようなものがあった描写があります。
恐らくあれが代償のヒントなんでしょうね。
生命力、寿命が代償だとなんかありきたりというか……。
この小説で論理的にあれこれ説明がついているのに、未来で回収されるものが代償ってのはしっくり来ないのです。もっと別の何かが代償になっている気がします。



4巻はいくつも好みの場面というか、好きな地の文やセリフが出てきて胸の内が凄く盛り上がりました。
いくつか挙げるとですね……、

 さあ。失われたものを取り戻しに行こう。
(4巻、No.3058より引用)

まず中後半のこの地の文ですね。
何が良かったかってあれだけ色んなものに疑い、信じず、常に一歩引いたところから考えていた孝弘君からこういう前向きな思いが飛び出したことですね。
しかもモンスター相手じゃなくて人(エルフ)に対して何ですから猶更です。
親友である幹彦君にすらカードを切りながら会話していたのに、チリア砦の戦闘で孝弘君の心が大きく成長したんだなぁと思っています。

 人間が笑うときには、たとえ作り笑いであったところで、そこになんらかの感情が 付随するものだ。しかし、『ベルタ』の笑みにはそれがない。その笑みは皮膚に張り付いた『なにか』にしか見えず、ただただ、おぞましさしか感じられないものだった。
(4巻、No.3738-3741より引用)

ここも好きな場面です。
どうしてかっていうと3巻でローズが少女の顔を作りましたよね。
ローズは加藤さんとガーベラを見て、人間味を、女の子を学んでいきました。
途中、表情についての指摘がありました。ローズは表情も学んでいきます。

4巻の後半に出てきた、ベルタが作った十文字君のコピー体は作り物の笑顔であっても感情の笑顔ではないのです。笑顔を模した笑顔。故に不気味の谷現象を起こしています。

ベースが人間でありつつ人間の笑顔から遠く離れるベルタ
ベースが人形でありつつ人間の笑顔に少しずつ近付くローズ

この対比ですね。
4巻は今までの展開と対比になる展開が多くて、読み追いかけていって思わず「おおっ」って思った場面がいくつもあります。
解決しきれていないものの、4巻で大きく一区切りついています。

孝弘君と工藤君の対比もそうですね。一歩ズレると孝弘君は第二の工藤君になっていたかもしれません。
孝弘君と工藤君。何が違っていたのかっていえば心の通った信頼できる存在に出会えたかどうか、じゃないでしょうか。
同じチートスキルでありながら、同じ境遇を歩みながらこうも大きくルートが異なってしまうのか……って思ってしまいます。

そしてこれがファーストインプレッションである以上、これから何度も工藤君と戦ったり絡む機会が増えていくんだと予想できます。
この時、孝弘君が自分を見失わないまま自分の道を歩んでいけるのか、些か不安なんですけど、リリィたちがちゃんと支え続けてあげればきっと孝弘君は茨の道でも歩み続けることができると思います。



ただ不安というかどうなるんだー的に気になる点もあります。
たとえばこの小説はどうすればエンディングに辿り着けるのか、辿り着くために何が必要なのかわからないという点です。
樹海が広がって人間を脅かしているのが大きい課題です。
工藤君たちの動向も気になりますが、帰るために必要なポイントなのかっていうとそうじゃないと思います。

そして仮定で話が進んだ以上、本当にスキルの成長が元の世界への帰還に絡んでくるならややこしいことになるだろうなぁと思います。そもそも孝弘君は元の世界にどれくらい還りたいのかもわからなくなり始めました。

つまりリリィたち眷属の存在が日に日に大きくなっていっている以上、彼女たちの存在が元の世界と天秤にかけた時の錘になってくるってことですね。
異世界をどうしたいのか、どうなりたいのかってビジョンがまだ全然見えない以上、まだまだ序盤というかいかようにも世界が広がっていきます。

そしてまだ表れていないネームドの元の世界のキャラたちもいます。彼ら彼女らもシナリオに関わって来るんでしょうね……特に気になるのは水島美穂と懇意だったっていうあの人ですが……さて。



最後に4巻を読んでとても個人的に気になったこと。
4巻の冒頭のカラー挿絵でリリィとローズが黒幕組と対峙する場面があります。
ローズは3巻の時点で顔を負傷しています。挿絵では顔が見えていますね。
でも4巻の作中でこういう描写があります。

  苦鳴とともに森の薄闇から飛び出してきたのは、白い服を身に纏った灰色の髪の 仮面の女と、彼女を追って飛来する無数の影絵の剣だった。
「ローズ!?」
 盾で防ぎきれなかった影絵の剣を、肩口から生やした仮面の女……もといローズ が、おれのもとまで後退してきた。
(4巻、No.4233-4236より引用)

ってことはですね、孝弘君ローズが少女の顔を創ったことを知らないはずなんですよね。最終盤で『仮面の奥でー』って地の文がありますし、まだ仮面は外されていません。
即ち、孝弘君がローズの表情を見るイベントが5巻で訪れることがほぼ確定しますので5巻の一番の楽しみになりました。
5巻を読むのは少しあとになりますが、いやー5巻も楽しみですねぇ……。
(おわり)

※追記
ひとつ書き忘れました。
シランが蘇りましたけど、アンデッド状態の時点で片目が喪われていますよね。
眷属になった現状、この片目ってどうなったんでしょう?

(今度こそおわり)

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