今回はラノベ以外の感想です。
ラノベ以外の感想は【雑記】扱いとします。
今回はいつもコメントをくださる方からゴブリンスレイヤー11巻の『予習』の意味合いも兼ねてバンパイアハンターDを強くお勧めされました。

2月の末くらいかな? にDVDを購入したんですけど、ついさっき(この記事を書き始めたのは昨日の夜です)観終えたのでサクサクっと感想を書き残します。ネタバレいっぱい書いてますのでご注意ください。

VHD

バンパイアハンターD(オリジナル日本語バージョン) [DVD]
篠原恵美
エイベックス・ピクチャーズ
2002-06-19




まず観始める前までが既に大変なことになりました

というのも約2年前に現在のPCを購入したのですけど、今の今までDVD(わたしの場合は2300円くらいの外付けのポーダブルドライブ)を再生する目的で使うことがありませんでした。
ゲームやアプリのインストールに使う……でしたね。

さて、Windows10……デフォルトでDVDを再生する機能が無かったとは……(汗
感覚が前のWindows7と同じだと思っていたのでまずDVDを再生する方法探しから始まりました。

結論から書くとGOMプレイヤーをインストールして事なきを得ました。
なんでDVDがデフォで再生できないOSになっちゃったんですか……orz

GOMプレイヤーは以前も使ったことがあるアプリなのですが、使い勝手が当時と多少変わってて調整に時間を取っちゃいました。
音量のバーを最大にしたら音割れしたので原因探しに戸惑っちゃったって感じですね。


DVDを再生すると意外とポーダブルドライブが静かなことにビックリしました
毎回ゲームをインストールする時はキュイキュキュイーンと爆音鳴ってました(滝汗

DVDを100分も連続使用(再生)したらポーダブルドライブの寿命が一気に減るんじゃって怖かったんですけど、これなら連続して何度も再生するの大丈夫そうです。



まずわたしは原作小説も映像作品も存じません。

知っていることと言えば、バンパイアハンターDのタイトルをパロったステージ名があるフラッピーワールドってパズルゲームがありまして、そこでバンパイアハンターDってタイトルと作品があると知ったってぐらいでした。

参考(Stage15)


再生してまず驚かされたのは効果音ですね。
例えば馬の蹄の音。パカラッパカラッってよくアニメで聴く音と全然違うんですよね。
石、草、土……何を踏んでいるのか如実にイメージさせる凄いクオリティです。

細かい部分までびっしりと臨場感溢れる効果音が鳴らされ、これは劇場で観ると凄いことになるだろうなぁと思いました。

主要キャストは90年代後半~00年代前半の黄金期さながらでめちゃくちゃ豪華で泡吹きそうです。
01年リリースで観たのが今日、2020年ということで19年もの月日が流れています。

……亡くなられた声優さんもいらっしゃいますね。
辻谷さんはショックでした……。



事細かく感想書いていくとまた1万文字コースになるので、特に良かった点を3つ挙げます。

ひとつ目は圧倒的な背景作画。
サンドマンタの大群と言い、中盤の自然地帯といい、終盤のチェイテといい、画がとにかく凄いんです。
圧倒されました。1コマ1コマがまるで1枚絵のように艶やかで鮮やかで緻密で凄いのです。
言葉を失うというのはまさにああいうことを言うんでしょうね。



次にふたつ目は伏線の貼り方が絶妙だったこと。
例えばDがマイエル=リンクと逃走する馬車の場面で対峙した時、Dは「マイエル=リンクは人々を襲わない~」といった感じのやり取りがありましたが結局村人を吸血鬼になっているので矛盾しています。

中盤、Dが立ち寄った村でポルクお爺ちゃんから馬を購入した時、治安官から銃口を向けられて村から出ていくように迫られます。

そして終盤、シャーロットとマイエル=リンクのやり取りの中で、実はマイエル=リンクが吸血鬼と化させてしまった村人の村は立ち寄った際、銃口を向けられて撃たれた……だったかな? でブチギレた~みたいな真相が語られます。

Dの場合、ポルクが助けてくれた(ポルクは子供の頃にDに助けられた)から何とかなりましたけど、もしポルクがこの場に居なかったら全く異なる顛末――最悪、第二のマイエル=リンクと化していてもおかしくなかったんじゃないかなと思います。


そしてもうひとつ凄く良かったと思った伏線がありまして、それが中盤、レイナがDとやり取りする場面。てっきりどっちかが死ぬ死亡フラグ的なやり取りだと思いました。

エピローグ、お葬式がありまして、てっきりシャーロットのお葬式だと思ったんですね。
シャーロットはマイエル=リンクが連れて行っちゃいましたので遺体無き葬式ってパターンで。

ところが実は少女が「レイナお婆ちゃん」と言ったのでビックリしました。
そしてDが「俺は昔かわした約束を果たしに来ただけだ。俺が花を手向ける必要は無かった。それを知っただけでいい」でそういうことだったのかってなりましたね。


実は視聴後、FF関係の方とDMで余韻に浸りながらバンパイアハンターDについての感想のやり取りを行いました。

このやり取りの中で、FF関係の方から、終盤、マイエル=リンクはDと戦う必要は無かったんじゃって疑問を呈されたんですよね。
言われてみれば仰るとおりで、マイエル=リンクはシャーロットと早々と星々の都に行けば良かったのです。

でもそうしなかった。
……何故なのか?

考えた末、自分なりに意見を送りました。
その時わたしがFF関係の方に送ったメッセージがこちらになります。

>戦いに興じてしまったからこそカーミラにつけ入るスキを与えちゃいましたからね……。

>戦う理由は2つあったと思います。
>ひとつはダンピールであり、永遠を生き、永遠を苦しむDに対する最大の敬意とけじめだったんじゃないかなぁと。

>もうひとつはシャーロット以外で残された縁がDのみであり、
シャーロットが全ての縁を絶ったように、マイエル=リンクも全ての縁を絶ち切ることで永遠を共に生きることはできなくても、地上と縁が無いという同じ気持ち・境遇になれるようにしたかったんじゃないかなぁと思います

正解か不正解かはさておき、
理由なくキャラクターが動くことはありませんし、何を考えていたのか、何を思っていたのか余韻に浸りつつ考えるのはとても楽しかったです。



最後は主要キャラそれぞれの考え方、矜持、生き様がぶつかり合うこと。
シャーロットは悲劇のヒロインとして描かれていますが、芯が強く、ただ守られるだけの存在でなかったのは驚嘆しました。

そしてカーミラ。
カーミラといえば吸血鬼系の作品でよく見かけます。
終盤、チェイテの城に辿り着いた時、カーミラが友好的で、あぁカーミラはDと戦うんだろうなって予想しました。

ところがカーミラは古き貴族らしい貴族であり、マイエル=リンクの価値観に賛同しているように見せかけて、その実とんでもないことを考えていたってことで絶句しました。


そしてマーカス兄弟。
結果論だけていくと弟から兄になるにつれて、酷い皮肉な末路を迎えていくなぁと思いました。
特にボルゴフとグローヴの末路はなんとも皮肉で苦い思いに駆られましたね……。
死に際だけで見るならば、攻略の糸口を遺せたノルトが一番良かったのでは……。



といった感じでバンパイアハンターDの感想を終えます。

上では書きませんでしたが、DMでやり取りした中で、オリジナル版と映画版では終盤の展開がかなり異なっていたことを教えていただきました。
オリジナル版ひたすら悲壮感に駆られてしまうので、ハッピーエンドとは行かなかったものの、映画版はかなりマイエル=リンクが報われるラストだったんだなぁと。
そりゃあレイラが「飛べ……飛べ!」って叫んじゃうわけですよ

いやぁ凄い作品を教えていただきましたです。
この場を借りて御礼を申し上げます。

4000円オーバーの出費は辛かったですけど、でもそれだけの凄い価値がある作品だと思いました。